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こんにちは、そらいろ代表の坂本龍生(さか兄)(@ryusho_sakamoto)です!
大切なものってなくなってから気づきますよね。
ずっとつけていたアクセサリーがなくなって、
いつ無くなったのかもわからないほど当たり前な物でした。
なんとも情けないです。。。
著者情報
1992年10月生まれの31歳。奈良県在住。
(これまで)
小中学時代にいじめられ、
高校時代に武道を始めるが体を負傷、
自分の体や家族のために栄養士に。
就職すると、パワハラで退職、
起業すると、体故障、金銭トラブル、一家離散、最終的には精神障害に。
(これから)
「健康的な毎日から夢が生まれる」を信念に、現代人の健康を支えることをミッションとする
(現在)
自身の経験を活かして、身体と心の健康を発信中!
相談の予約は、LINEにて
【資格・認定】
・僧侶
・栄養士
・ファスティングマイスター
・農家(奈良県認定)
・野菜ソムリエ
・心理カウンセラー
・ブロガー
『あなたの人生を一撃で改革する』 をテーマにして、 健康、生活、食、心理、人間関係のテクニックを、 実践的ステップやワーク方式で発信しています。
(Why)頑張ってるのに、どうして痩せないの!?
太ってるってことは、
誰がどう考えても悪いってのが常識ですよね。
現に、太るとうつ病になりやすく、
見た目が悪く、他人から否定的に評価されやすくなります
(ライデン大学医療センターの研究、カンザス大学の研究など)
だから好き好んで、
太りたい!っていう人はいなはずなのに、
太る人はいます。
(好き好んで太ってる人は、そっとしてあげましょう)
それは、生活環境のせいでもあるからです。
(米国国立健康統計センターの研究)
そうなると長い生活の間で、
凝り固まった考えやメンタルのせいで
太るってことも十分考えられますよね。
むちゃ食いはメンタル病んでするし、
運動に挫折するのかってメンタル的な行動です。
(デューク大学の研究、フロリダ大学の研究、など)
じゃあ、どんな考え(メンタル)状態が、
太りやすいかっていうことを調べました。
(How)衝動的な考えをやめれば、痩せやすくなるという事実
これは、心理学で有名な人の性格を
5つに分類したもの「ビッグファイブ(特性5因子論)」を活用して、
どんな性格の人が太りやすいか、
または痩せやすいかを調べました。
ビッグファイブ(特性5因子論)
心理学界では長年様々な性格に対する研究が
行われてきましたが、
1990年代、アメリカの心理学者で
オレゴン大学の名誉教授でもある
ルイス・R・ゴールドバーグ博士が
提唱した「ビッグファイブ理論」が
現在の心理学で最も有力とされています。
- 開放性(好奇心の強さ)
- 誠実性(まじめさ)
- 外向性(社交性、積極性)
- 調和性(他人に優しい)
- 神経性(不安や緊張の感じやすさ)
ビッグファイブの要素は5つあって、
それぞれのレベルが高いか低いかで
どんな性格かを予測します。
誠実性(まじめさ)★
- 高い:熟考的▶(+)粘り強い、まっしぐら (-)強情、しつこい
- 低い:直感的▶(+)柔軟、自由奔放 (-)ずさん、あてにならない
開放性(好奇心の強さ)
- 高い:創造的▶(+)創造的、感受性豊か (-)予期できない、散漫
- 低い:保守的▶(+)現実的、データ主義 (-)閉鎖的、独善的
外向性(社交性、積極性)
- 高い:外向的▶(+)社交的、積極的 (-)目立ちたがり屋、強引
- 低い:内向的▶(+)控えめ、遠慮がち (-)冷淡、自己陶酔
調和性(他人に優しい)
- 高い:調和的▶(+)思いやりがある、協力的 (-)ナイーブ、従順
- 低い:孤立的▶(+)競争心が強い、チャレンジ精神旺盛 (-)理論好き、理論っぽい
神経症的傾向(不安や緊張の感じやすさ)
- 直情的▶(+)すぐに対応する、スピード感がある (-)安定感にかける、感情的
- 理論的▶(+)変化に強い、落ち着いている (-)無頓着、無関心、退屈
以上の性格、特性ということです。
これをみて思ったのは、
誰も良い面があるし、
悪い面もある。
性格ってそういうものなんだなって感じました。
だから、何かに失敗したときに自分を卑下せず、
悪い面が目立ってしまったんだなと洗い流し、
次どうするかを考えるほうが得策ということですね。
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そして、このビッグファイブの
誠実性の部分に関する研究をしました。
米国国立衛生研究所の研究
概要
- 方法:1988人の男女に性格テストをして、50年追跡調査した
- 結果:衝動的な人(誠実性が低めな人)ほど、太りやすくなることがわかった
ハイライト
- 大きく太った人は、標準体型の人より、開放性と協調性のスコアが低く、太った人は誠実さのスコアが低かったことがわかりました。
- 太った人は、衝動的、温厚、積極的、興奮を求める、保守的、まとまりがないなどといった特性があった。
- 大きく太った人は、すぐに怒り、社交的で、美学やアイデアに対してオープンではなかった。
- 太った人は、幸福度が高く、他人へ優しいが、活動的でなく、自制心が低い傾向だった。
ものすごい大きな研究ですね。
この研究で、太ってる人の考えなどが
ほぼ把握できましたね。
スイス・チューリッヒ大学の研究
概要
- 結果:誠実性レベルが低くなると、目の前の食事の誘惑に耐えることができず、衝動的に食べ過ぎやすくなる
- 結果2:神経症傾向が高めな人は、ネガティブな感情を打ち消すために、高カロリーなものを食べてしまう傾向がある
ハイライト
- 性格や考え(パーソナリティ)は、食事に影響していた
- 体験に対する興味がある人は、果物や野菜などをより食べるようにさせていた
- 誠実さが高ければ、果物をより食べるようにさせていた
- 誠実さが高ければ、食べ過ぎや不健康な食べ物をより食べないようにさせていた
- 神経症傾向は、食べ過ぎや不健康な食べ物をより食べるようにさせていた
不健康な食べ物とは、
高カロリーだったり、
甘かったりする食べ物のことです。
海軍人事研究開発センターの研究
概要
- 結果:誠実性が高いほど、計画的に行動を起こしやすくなるため、健康やダイエットに成功しやすくなる
3つの研究からも、誠実性がとても大切な要素だ
ということがわかりましたね。
誠実性が高い人は痩せやすいことがわかった。
じゃあ、低い人はどうすればいい?
(What)やり抜くには、自分じゃなく環境を変える
▶行動は、理性と感情と環境で決まる
デューク大学のCASE センターのシニアフェローの
ダン・ヒースと
スタンフォード大学経営大学院教授の
チップ・ヒースの兄弟の
『スイッチ! ──「変われない」を変える方法』
の知識が役に立ちます。
本ではわかりやすく、
理性は象使い、
感情は象、
環境は道筋
と例えています。
▶原因は環境のせいかも!?
原因が自分自身だと思い込み、
どれだけ対策をしても治らない!
ってことありませんか?
人間が問題の原因を求める際に、
その原因を見誤ってしまう問題を、
スタンフォード大学のリー・ロス氏は、
「根本的な帰属の誤り」と呼んでいます。
人は驚くほど「環境」に影響されます。
環境というのは、物や他人などの周囲のことです。
自分を律しようと自分に対してあれこれして、
それでも挫折し、そんな自分を嫌になったことでしょう。
逆に言えば、そんなあなたは、
環境を変えると、
簡単にすぐ問題が解決する可能性もあるということです。
手紙を変えるだけで、0%から25%の人が寄付をした事実
寄付をしない人に寄付をさせるための方法について
調べた実験があります。
寄付をしたことない人に対して、
寄付をするように書かれた手紙を
2種類用意しました。
2種類の手紙とは、
簡素にかかれた手紙と、
わかりやすく詳細にかかれた手紙です。
簡素な手紙の場合、
寄付をしたのが0%だったのが、
わかりやすく詳細な手紙は25%もの人が、
人生で初めて寄付をしたのです。
この実験では、
寄付などの慈善活動を普段からしている人に対しても
行われました。
その場合でも、
簡素な手紙の場合、
寄付をしたのが8%だったのが、
わかりやすく詳細な手紙は42%もの人が
寄付をするようになりました。
つまり、どんな人であれ、
物を変えることで、
行動が変わったということです。
▶環境を変えるアイデア
アイデア①物を変える
ダイエットなら例えば、
太る原因は食事なので、
食事で使う物を変えるだけでも、
グッと変わるでしょう。
- お皿やフォークなどを小さくする
- テーブルを小さくする
- 調理器具を減らす(電子レンジを手放すなど)
- 健康的な食材は、常に家にストックしておく
アイデア②準備の時間を変える
ハーバード大学のショーン・エイカー氏が
著書『幸福優位の7つの法則』のなかで紹介している
「20秒ルール」が効果的です。
する時間を変えることで、行動が自然と変わるというものです。
- いい行動は、準備の時間を減らす
- 悪い行動は、準備の時間を増やす
アイデア③目標を小さくする
アメリカの心理学者であるバラス・スキナーが提唱した、
「スモールステップの原理」を使います。
目標を細かく設定することで、
失敗をなるべく避けることを目指します。
また、小さな達成感であれ、
人は自信を感じることができます。
ハーバード大学のテレサ・アマビール博士の
『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』
という本でも、小さな進捗(達成)は、
一日の満足度、生産性や創造性を決めていることが
わかっています。
» ダイエットをすればするほど太ってしまう(テキサス大学、フロリダ州立大学、ヘルシンキ大学、他)
小さいことだろうと、
メンタルに与える効果はとても大きいのです。
アイデア④物との距離を変える
人は、接触(見たり聞いたり)を繰り返すことで、
興味を持つようになる「単純接触効果」というものがあり、
それを活用します。
- いいものやことは、近くに置く/何度もする
- 悪いものやことは、遠くに置く/頻度を減らす
アイデア⑤人付き合いを変える
人付き合いというのは、
モロに行動に反映されます。
31歳で億万長者となったアメリカの起業家・自己啓発作家の
ジム・ローンはこういいます。
「あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である。」
人付き合いを変えるのはなかなか大変ですが、
その気持ちと同じくらい、
その行動はあなたにへばりついているということを自覚してください。
アイデア⑥住まいを変える
もはやこれまでのアイデアの総まとめ、
といっても過言じゃありませんが
住まいは物、人付き合い、時間など
すべてのものに影響します。
本日のオススメ
健康になるなら、野菜は必須
健康の代表例といえば「野菜を食べる」ですよね。
けれど「野菜は1日800gくらい食べるべき」
という情報を知っている人は意外と少ない気がします。
行動を変えるには環境を変えたほうが
楽かもしれませんね。
ですが、環境を整えるのは
あなたが行動するかしないかです。
参考文献
九条圭(著)明日からときめくダイエット心理学
Keller, C., & Siegrist, M. (2015). Does personality influence eating styles and food choices? Direct and indirect effects. Appetite, 84, 128-138.
Sutin, A. R., Ferrucci, L., Zonderman, A. B., & Terracciano, A. (2011). Personality and obesity across the adult life span. Journal of personality and social psychology, 101(3), 579.
Booth – Kewley, S., & Vickers Jr, R. R. (1994). Associations between major domains of personality and health behavior. Journal of personality, 62(3), 281-298.
Floriana S Luppino, et al.(2010)Overweight, obesity, and depression: a systematic review and meta-analysis of longitudinal studies
C S Crandall(1994)Prejudice against fat people: ideology and self-interest
Cynthia L Ogden, et al.(2006)Prevalence of overweight and obesity in the United States, 1999-2004
Christina C Rush, et al.(2009)Personality factors and styles among college students who binge eat and drink
Amy L. Hoyt, et al.(2009)Integrating five-factor model facet-level traits with the theory of planned behavior and exercise
ダン・ヒース,チップ・ヒース(著)スイッチ! ──「変われない」を変える方法
人生変えたいなら【環境圧】を味方につけろ(2023/04/20)
ショーン・エイカー(著)幸福優位の7つの法則