こんな人に読んでほしい
◎無理ばっかりする人
◎特別でありたい人
◎悩みや苦労が耐えない人
人は、みずから老いゆく生き物でありながら、歳を取るのは嫌だと思っている。
自分も病にかかり、死にゆく体を持ちながら、病人は嫌だ、死にたくないと願っている。
やがて、自分も必ずそうなるのにー。
この真実に気づいた時、若く、健康で、快適に過ごしていた自分のうぬぼれは、吹き飛んでしまった。
―ブッダ若き日の回想 アングッタラ・ニカーヤ
やがて失われる運命であるのに、その事実から目を逸らし、あると当然、あることを疑わず、失うことを嫌悪し、すでに失った人を蔑んでいる
そうした自分の思い上がりに、若かりしブッダがショックを受けたというものです。
特別が自分を殺した話
幼い頃から戦隊モノやヒーローをよく見ていました。
私も自然と「特別な存在だから、人を救おう」と考えるようになっていました。
それが結果的に、本当の自分の成長に繋がらなかったことは言うまでもありません。
無理がスタンダードとなり、
失敗しても、「特別だから」と、我が身を振り返ることはなかったからです。
生きることを諦めるくらいの挫折を味わい、ようやく気がついたのです。
私自身の本当の自分の体の動き、心の動きを把握するのに、時間がかかりました。
特別だと思い上がりすぎず、現実を見ることはとても大切です。
どう特別でありたいのか
とはいっても、特別であることには変わりないです。
大切なのは、「どう特別でありたいのか」
積み上げてきたもの、積み上がってるものに自分らしさを求めるのではなく、
これから積み上げたいものに対して、自分らしさやアイデンティティを考えてみてください。
今や過去の自分は変えれませんが、
未来の自分は変えることができますからね。