自由な鹿が、林の中で食べ物を探して歩き回るように、
智慧ある人は、世俗にあって自立した心で、犀の角のように独り歩むがよい。
―犀の角として スッタニパータ
自由な鹿は、常にリスクと隣り合わせですが、誰かに依存していない自由さがあります。
そして、
インドの犀は、集団ではなく孤立、独立して行動します。
そして角とは、先端で太くそそり立つ様を意味します。
つまり、犀の角とは、孤独であるが、しっかりとした心で世の中を突き進む様子のことを指します。
つまり、智慧をつけて、苦悩だらけのこの世界を、賢く生き抜けということです。
私が自営業をした話
私は自営業を行いました。
会社と比べ、余計な仕事は多くなるし、間違ったら収入にモロ影響するし、交通費は出ないしで、
嫌なことばかりです。
しかし、餌を誰かから与えられる生活はしたくなったのです。
不況でのリストラや、勝手な経営陣の入れ替えなどによる方向性の変更、
そんなことで自分の立ち位置が変わることが怖かったのです。
吹けば、飛ぶような生き方はしたくなかったのです。
自分の信念に根を張り、
「私はこうだ」
と言える生き方が、
お金よりも何倍も価値があると思えたからです。
野良で生きる
野良の動物は、生きるか死ぬかの危険性と隣り合わせで生きています。
ですが、拭いきれないストレスには晒されていません。
集団で生きるが故に、拭いきれないストレスが発生してしまうのです。
もし今辛いなら、
1度、野生感を取り戻し、ワガママに生きてみてはどうでしょうか。