心の傷は、成長の母(ノースカロライナ大学、ワシントン大学、他)

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この記事は、Kindle書籍制作プロジェクトの一環で、Kindle書籍の切り抜きコンテンツです。
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こんな人にオススメ

✅ストレスやトラウマに悩んでいる人

✅悩みにどう対処したいか迷ってる人

✅悩みに苦しみたくない人

こんにちは、そらいろ代表の坂本龍生(さか兄)(@ryusho_sakamoto)です!

ブルージャイアント面白いですね。
僕は、前から石塚真一さんが大好きで、
岳はとても好きなんです。
突き進む人を、隣で見ている感覚はなんとも爽快です。

著者情報

1992年10月生まれの31歳。奈良県在住。

(これまで)
小中学時代にいじめられ、
高校時代に武道を始めるが体を負傷、
自分の体や家族のために栄養士に。
就職すると、パワハラで退職、
起業すると、体故障、金銭トラブル、一家離散、最終的には精神障害に。
 
(これから)
「健康的な毎日から夢が生まれる」を信念に、現代人の健康を支えることをミッションとする
 
(現在)
自身の経験を活かして、身体と心の健康を発信中!
相談の予約は、LINEにて
 
【資格・認定】
・僧侶
・栄養士
・ファスティングマイスター
・農家(奈良県認定)
・野菜ソムリエ
・心理カウンセラー
・ブロガー

『あなたの人生を一撃で改革する』 をテーマにして、 健康、生活、食、心理、人間関係のテクニックを、 実践的ステップやワーク方式で発信しています。

この記事でわかること

(Why)日本人はストレスやトラウマを抱え込みやすい

あなたもトラウマ持ちかもしれない

みなさんは、トラウマっていうと、どう思いますか?

被災したり、幼い頃から・・・
みたいなイメージありませんか?

最近の考えでは、
トラウマは一般的に理解されているよりも、
日常にあふれていることがわかっています。

例えば、家族関係のこじれ、職場でのストレスなど、
「ちょっと長い間悩んでるなあ」
「ちょっとこの悩み、しんどいなあ」
ってことは、人によっては普通にトラウマになっちゃうんですよね。

こんなストレスありませんか?

  • 事故、スポーツ事故、落下、転倒
  • 手術、医療的介入、長期の病気、高熱、
  • 戦争、紛争、拷問、テロ
  • 自然災害、火事、洪水、地震、津波
  • 海、川、プール・浴室などで溺れた、窒息
  • 暴力行為、レイプ、性被害
  • 職場でのストレス、ハラスメント、人間関係、超過労働、異動、昇進、降格
  • 夫婦関係の不仲、不倫、離婚、再婚
  • 家族や自分の病気、介護
  • 家族、恋人、友人やペットの死、喪失
  • 学校でのストレス、いじめ、教師からの暴力(身体的、精神的)、転校
  • 引越し、移転
  • 幼少期の身体的虐待、性被害、言葉での虐待、ネグレクト、育児放棄、裏切り
  • 自分が母親としての出産期・周産期トラウマ、流産、不妊治療
  • 自分自身が生まれた時のバーストラウマ、母親のストレス、出産期・周産期トラウマ
  • 両親の不仲、ケンカ、DV、離婚
  • 親からの過干渉、抑圧、厳しい躾け、過度な期待、親孝行のプレッシャー
  • ジェンダーアイデンティティに関する悩み
  • 子育て、教育、進学、病気、発達障害、身身体障害、引きこもり
  • 宗教や信念の強要、強制
  • 目撃者としての恐怖体験

人に言えず、はもちろん、
人に言ったかって、
「気にしすぎだよ」
などはぐらかされることで、
かえってストレスが強くなるケースもあります。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)=トラウマではない

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、
トラウマとなるようなストレスの後に発症する障害のことです。

障害と診断されるくらいじゃないと、
トラウマと名乗れないというのは全くの間違いです。

自分にとって怖くて、
衝撃的なことであればそれはトラウマなんです。

日本人はストレスになりやすい

いくつかの研究で、
日本人は、社会的な圧力や義務感が強い
ということがわかっています。

上記のストレスの原因でも
「人間関係」はとてもこじれやすいことがわかります。

つまり、
人間関係がストレスになりやすく、
人間関係に弱い日本人は、
ストレスやトラウマを抱え込みやすことがわかります。

20代と女性がやばい

一般社団法人日本ストレス学会が2018年に実施した調査によると、
日本人のストレスに対する耐性は年代によって違っていて、
20代は特にストレスに弱いことがわかっています。

さらに、女性の方がトラウマ体験をしやすいそうです。

トラウマの悪影響

ワシントン大学の54件の研究データ、
116,010人分のデータをまとめたメタ分析研究で、
トラウマの影響について調べてくれてます。

思春期が早くなる・老けやすくなる

思春期が早い、細胞レベルで老化が加速していたことがわかりました。

人間関係や感情のコントロールにうとくなる

大脳皮質の厚みが小さくなっていたことがわかりました。

大脳皮質とは、社会的な人間関係における他人との距離の取り方や、
ソーシャルスキルや、自分自身の感情のコントロールを司る重要なエリアです。

認知能力や感覚処理にうとくなる

幼少期の貧困や虐待は、
認知や感覚の処理を司っている脳のエリアが
小さくなっていることと関係していたということです。

トラウマは、現代社会を生きていく上で、
とても大切な能力を奪っていることがわかります。

(How)心の傷は人を成長させるという事実

ノースカロライナ大学の研究

心の深いダメージを乗り越えた人の大半らが何らかのポジティブな心理的成長を遂げる

この研究では、
トラウマの後に人の前向きな成長について調べたものです。

それを「ポストトラウマ成長」といいます。

被験者は、自分たちが経験したトラウマ的な出来事と、
その後の人生の影響についてアンケートに答えてもらいました。

すると、多くの人は、
トラウマを乗り越えたことで人生が前向きに成長した(ポストトラウマ成長)
ということがわかりました。

トラウマを乗り越えて成長したこと

  • 自己成長:自己認識、自己理解、自己受容感、自尊心、自己実現の意欲や能力の向上、自分の限界や弱点を克服しようとすること
  • 人間関係の向上:より深い絆やつながりを築くことができるようになります。他人の気持ちを理解したり、人との関係がよくなります。
  • 精神的な強さ:精神力や忍耐力が強くなります。ストレスに対する対処方法や、前向きな思考への切り替えなど、柔軟に考えるようにできるようになります。
  • 人生の目的や価値観の再定義:人生の方向性や目的がわかったり、自分の存在意義などをしっかり感じるようになったりなどできるようになります。

成長については、トラウマの強さではなく、
トラウマの数や、トラウマから立ち直った方法(社会的支援)
が関係していることがわかりました。

(What)トラウマを克服する方法

病院でも使われている心理療法

心理療法のACTやマインドフルネスが、実際に使われています。

正しい方法で実践したい人へのオススメ

運動で解消する

ピッツバーグ大学の研究で、
「人は考えられていることと、現実との区別ができない」
ことがわかりました。

ストレスやトラウマは、
(過去のことであっても)実際に今目の前で起きているわけではないのですが、
考えることで、脳は、
実際に目の前で行われていると認識するそうです。

つまり、脳の仕組みなんですよね。

なので、その仕組を利用して、
脳を正常化しようということです。

同研究で、「運動がストレスやトラウマに効果的」
ということがわかっています。
(というか、それが研究の目的だったみたいです)

運動でストレスやトラウマに立ち向かいたい人へのオススメ

自然治癒ではなく、本当の自然の力を借りる

ただ自然との時間を増やすだけで、
先述したマインドフルネスの2倍の効果量があることがわかっています。

自然が多い日本だからか、
自然の力については日本でも多くの研究がされています。

自然の力を使いたい人へのオススメ

まとめ

ストレスやトラウマって、
目の前にあるものじゃないです。
頭が作り出したものに苦しんでいるだけなんですよね。

だから、100%考え方次第ってことです。
しんどい気持ちに埋もれて、抜け出せないんですよね。

僕も、つらい時期がありました。

考えを変えても、それに会う予定がある未来に、
どうにも立ち向かうことができず、無気力になりました。

逃げるは恥だが役に立つ。

だからこそ、僕は、あなたを応援しています。

でも、それをするか決めるのは、もちろんあなたの自由です。

参考文献

九条圭(2020)明日からときめくダイエット心理学
Tedeschi, R. G., Park, C. L., & Calhoun, L. G. (Eds.). (1998). Posttraumatic growth: Positive changes in the aftermath of crisis. Routledge.
Richard P. Dum,et al.(2016)Motor, cognitive, and affective areas of the cerebral cortex influence the adrenal medulla
Colich, N. L., Rosen, M. L., Williams, E. S., & McLaughlin, K. A. (2020). Biological aging in childhood and adolescence following experiences of threat and deprivation: A systematic review and meta-analysis. Psychological Bulletin, 146(9), 721–764.
(2023)トラウマとは何でしょう?
(2023)嫌われる勇気の嘘【大きすぎるトラウマの影響とは】
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